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Column of Tack.co.,Ltd
タック2PCE事業部のコラム
Category : スタッフ紹介 | ブースデザイン | ブース制作業務と費用 | 展示会担当チーム | 成功
展示会ブースはこう出来る!aquwa様ブース制作インタビュー!
皆さんこんにちは。前回、展示会の舞台裏をインタビューしたところ大好評でしたので第二弾「aquwa様」のブースが出来るまでをインタビューしました。
「初めての展示会で右も左も分からない...」
「毎年同じ業者にお願いしているけどデザインがマンネリ化...」
「コンセプトデザインからしっかり考えてくれる業者にお願いしてみようかな」
このような課題を抱える企業様にもお役に立てるかと思います!!

神奈川県出身。高校、大学の7年間をハンドボールに注ぎ、好成績を残す。ハンドボールの他に、野球、サッカー、バスケットボールなど球技なら何でも来いの体育会系女子。そんな反面、趣味は写真と海外旅行。
ー 今回のaquwa様のブースですが、とても面白いブースですね!ブース提案にいたるまでの経緯を教えて下さい。
今回のaquwaさんは5社コンペからスタートだったのです。お問い合わせを頂いた時点ではブース位置も2つ候補があったり、具体的なイメージがあまり無かったんです。
ー そうなんですね!5社ものコンペだったのですね!しかも、具体的なイメージがない中でご提案することはできるのでしょうか?
はい。そこを私たちがリードさせて進めさせて頂きます。慣れていない企業様も多いので展示会業界ではよくあることなのです。ですので、ご提案前に初回打ち合わせにお伺いさせて頂きました。
初回打ち合わせは、事前にヒアリングシートをご記入頂いております。ヒアリングシートをもとに、詳しい話をお伺いするところから始まります。
・ブース制作に関してのコンセプト、方向性
・出展物、展示物、サービス内容
・展示会出展の目的ゴール
・事業やサービスの詳細
・ブース制作のご予算
それに加えてブース装飾の際のデザイン的なご要望、ストックルームや受付コーナーなどの機能的なご要望、モニターの有無なども聞いていく感じですね。
ー では、具体的なイメージが決まっていないお客様からどの様にご要望をヒアリングしていったのか教えてください。
はい。実際にお話をしていく中でお客様の考えがみえてきました。
まずは、aquwaさんという会社の説明をさせてください。
aquwaさんはYouTubeで人気のチャンネル「サンサンキッズTV」を運営している会社なんです。「サンサンキッズTV」というチャンネルは主にお子様向けの玩具を紹介し、売り上げに繋げるといったチャンネルです。
ー こういった動画は今人気ですよね〜!「ママこれ欲しい〜」と言われます。実際に「サンタクロースにこのプレゼント頼んで〜!」と動画を観て言われたことがありますし!(笑)
そうなんですね〜!本当、若い世代には特に動画が伝わりますよね(笑) そして、まさに今回の展示会出展の目的がこれなんです。
<展示会出展の目的ゴール>
・aquwaさんが持っているYouTubeキャラクターのブランドを使った新たなビジネスの獲得
・また、aquwaさんのキャラクターをグッズ化してくれる企業の獲得
ということがみえてきました。新たなビジネスの獲得というのは具体的に「うちの商品も動画制作〜配信までして欲しい!」とか、「YouTubeで人気の動画を作れる用にコンサルティングして欲しい!」とか、「うちのチャンネルは何で人気が出ないのか分析して欲しい!」などになります。
ー なるほど!
ということはターゲット層がみえてくるのです。ブースにどんな人を呼びたいのか、これがブース制作のコンセプトになってくるのです。
<ブース制作に関してのコンセプト、方向性>
・YouTubeで動画制作をし、結果を出している会社ということがわかるブース。
・実際にどのようなYouTubeチャンネルで動画配信しているのかがわかるブース。
・知名度のある「サンサンキッズTV」のキャラクターを使ったブース。
ということが分かってきました。
ー なるほど〜!そこから、打合せでお伺いした内容をもとにブースデザインを考えていくわけですね。
そうですね。デザインを起こすのは設計デザイナーなので、設計デザイナーにどうコンセプトを伝えるかが私の役割なのです。実は、コンペ初回デザイン案は、キャラクターを訴求しすぎたデザインとなってしまい...ダメだったのです(汗)
ー え!そうだったんですか!
そうなんです。でも、どうしてもこの「サンサンキッズTV」の可愛いキャラクターのブースが作りたくって!2回目のコンペも諦めずにご提案させて頂きました。(笑)
ここから、弊社グラフィックデザイナーにも協力してもらい、すぐにデザインして頂きました!
<ブースデザインのポイント>
・ブース外側...YouTubeで動画を制作〜発信している企業をイメージ
スマートフォンやタブレット、パソコンなどの画面を入り口として「サンサンキッズTV」のYouTubeの世界に入っていく。外側の壁面はシンプルにし、キャッチコピーを訴求する。
・ブース内側...「サンサンキッズ.tv」の世界観をイメージ
ブース内の木を中心にキャラクターが集まっているイメージ。外側とのギャップを活かして来場者を興味づけする。
ー すごい!どの要望も表現できていますね!
そうなんですよ〜!このグラフィックを見た時に伝わった!っと思い嬉しかったです!
そして、グラフィックデザイナーには何案かデザイン案をもらっていたのです。入り口がスマートフォン、タブレット、PCと3種類の異なるディバイスのもの。入り口が斜めのものや真っ直ぐなもの...一番バランスが取れていたのがスマートフォンのみの入り口が斜めになっている案でした。
このデザイン案をaquwaさんにご提案しましたら「面白い!」と、気に入って下さり弊社の案が採用となりました!
ー そうなんですね!安部さんのブースに対する情熱がこの時点でも伝わりますね〜!
そうですね!ブースそのものがアイキャッチの役割となるようなブースとなりました。
ー いよいよブース制作!となるわけですが、ご予算に合わせて工夫をされたそうですね。こういうこと...どの企業様も気になるかと思います。ざっくばらんに教えてください!
はい。どの企業さんも、ご予算はあるので可能な限りこちらで調整する努力をしていくのは当然なのです!今回は以下のように予算を調整しました。
<予算の調整箇所>
・スマートフォンのグラフィック出力→表具張りわけにし、グラフィック出力の面積を減らした
部分的にカッティングシートや、グラフィック出力も使用し、もとのイメージを損なわないように工夫しました。スマートフォンの側面の黒い線にもこだわって張りわけで表現しメリハリをつけました。
・ブース内4面グラフィック出力→1面のみグラフィック出力にし、他3面を表具張りわけにした
どこをどう変えるとこの金額になるというのを特に細かく指示書を作成しました。というのも、aquwaさんのキャラクターデザイナーの方も打ち合わせに同席してくださって...いつも打ち合わせでキャラクターの世界観をスケッチして下さってました!打ち合わせでイメージしたものを、すぐにササっと描いて下さってとても愛情を感じました。
ですので、一番世界観を大切にしているキャラクターデザイナーさんに細かく選定して頂きたかったのです。
・ブース内のグラフィック出力を減らす分、キャラクターや草木をパネルにした
パネルにすることでグラフィック出力面とのつながりを出しました。パネルにしたことで動きもでて華やかになりました。また、次回の出展で再利用が可能となりました。
・ブース内の木に付けた風船を予算に合わせ大・小ミックスした
小さい風船のみの方が大幅に費用を抑えられるのですが、バランスが悪い為大きい風船も少しミックスしました。なるべく外側に大きい風船を配置してボリューム感を出しました。
ー 本当に細かいところまで配慮されていて...素晴らしいですね〜!
ー その他、細かいところにも気配りがみられたとのことですが...
はい。そう言っていただけると照れますね。(笑)
ストックルームですが...お客様はいらないということを仰っていたのですが、スペース的に確保できましたのであった方がいいと判断させて頂きました。aquwa様からは会期中にストックがあってよかったと喜んで頂きました。
やはり、会期中、荷物が置くスペースや、スタッフの方が休憩できるスペースがあるのとないのでは、スタッフの方のモチベーションに関わりますからね〜!いいコンディションで接客して頂くことも結果に繋がる大切なことなので。
ー 確かに!そうですね〜!
また、このブースは入り口は広いですが、展示会用語で「3面クローズ」と言って少しでも壁があると集客力が失われてしまうと言われています。ですので、「いかにクローズ感を無くすか?」も課題の一つでした。
その為には、中の照明を明るくしクローズ感を無くし、ブース内に目がいく様にと考えていました。ですので、照明は明るく!が絶対でしたので、設営時にも更にブース内の照明を追加させて頂きました。
ー なるほど〜!本当最後の最後まで、こだわりが...すごいですね〜!
ー では、最後にこのブースが完成した時の気持ちをお聞かせください。
はい。初めからこの「サンサンキッズTV」の可愛いキャラクターのブースが作りたかったので、世界観を上手く形にできた時は本当に嬉しかったです。
最初のコンペで上手く世界観が表現できなかったり、予算面ですとか、途中...試行錯誤しましたが、私の周りの方からもいいアドバイスを頂き、最後は皆んなでいいブースを完成させた、達成感がとても強かったです。
aquwaさんからも「写真も撮りたい!」という来場者の方が本当に多かったとのことで、Instagramの拡散に繋がったとの喜びの声を頂けましたし...今後、リピートして頂けるとしたら他の商品が増えた時にどう世界観をまとめるかが課題だなぁ〜と今から考えています。
女性目線を活かした展示会、ブースデザインならツーピースにお任せください!
他社との差別化を測る、リアルな女性目線、デザイン、アイデアをご提供させて頂きます!!
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